白石忠志    SHIRAISHI Tadashi 

iPad miniプレゼンの方法

(2013-06-05記)

プレゼンの際には塩澤一洋先生の「ライブ・プレゼン」を模倣しつつ細かい点を自分なりに加えています。

塩澤先生のプレゼン例
http://shiology.com/shiology/2013/04/3089-130426-ipa.html

私なりの説明を以下にまとめて書きます。
自分でも何ヶ月か経つと忘れそうです。

以下の記述は非常に長いのですが、設定等を一度してしまえば、慣れた会場なら1〜2分で準備は終わります。

基本的な考え方

iPad mini画面がMac画面にフルスクリーンで表示されるようにします。
当該Mac画面が部屋スクリーンに映写されるようにします。

MacにReflectorをインストール

iPad mini画面をMac画面に映写するためのMacアプリ「Reflector」を購入しMacにインストールします。

http://www.airsquirrels.com/reflector/

このアプリは今のところMac App Storeに入っていないようです。

Mac画面の部屋スクリーンへの映写

講演会場でプロジェクタを用いて映写する場合には主催者がプロジェクタとVGAケーブルを用意してくださるのが通常だと思います。

こちらではMacとVGAアダプタを用意していきます。

プロジェクタ(とMac)がHDMIに対応していれば画質はいいしアダプタも不要です(そのかわりHDMIケーブルは必要)。

Macをプロジェクタに接続したらMac画面が部屋スクリーンにミラーリングされるようにします。Reflectorは副ディスプレイへの出力に対応していないようなのでMac画面がそのまま部屋スクリーンに映写されるようにするのです。

ミラーリングされるようにするには「システム環境設定」>「ディスプレイ」>「調整」で「ミラーリングする」にチェックを入れます。部屋スクリーンにMac画面と同じメニューバーやDockが映れば成功です。

iPad mini画面のMac画面への映写(基本的な考え方1)

iPad miniとMacを同一ネットワークに置くことによって実現します。

講演会場のWi-Fiネットワークを使える場合があるかもしれませんが種々の問題が生ずるかもしれないのでネットワークは自前で用意しています。

私の場合はiPhoneのテザリング。他でもできると思います。

具体的には以下の通りです。

iPhoneとMacの接続

まずiPhoneとMacの接続。無線でもいいはずですけれども確実性を増すため有線で繋いでいます。iPhoneやiPad miniを買ったときについてくるUSB接続ケーブルでできますね。

有線で繋いだらiPhoneで「設定」>「インターネット共有」としインターネット共有を「オン」にします。

(このときBluetoothだけを使うかをきいてくるかもしれませんが円滑に接続されるようおまじないでWi-Fiを使っています。iPhoneとMacは有線で繋ぐのでWi-FiかBluetoothかは関係ないのですが下記に関係します。)

これでMacはiPhoneのネットワークに接続された状態になります。

iPhoneとiPad miniの接続

次にiPhoneとiPad miniの接続。もちろん無線で接続します。以下の接続を一度やっておけば以後は自動で接続してくれることも多いようです。

iPhone側の「設定」>「インターネット共有」に表示されたWi-Fiのパスワードを使いiPad mini側の「設定」>「Wi-Fi」においてiPhoneのネットワークに接続します。

2回目以降はiPhoneのインターネット共有をオンにしさえすればiPad miniが自動的に接続されることもあります。接続されない場合はiPhoneの「インターネット共有」画面とiPad miniの「Wi-Fi」画面が両方表示された状態とすれば接続されるような感じがします。

接続されればiPad miniの側では普段「Wi-Fiの4分の1円」のようなマークが出る場所に鎖が2個つながったようなマークが出ます。これでiPad miniがiPhoneのネットワークに繋がりました。

iPad mini画面のMac画面への映写(基本的な考え方2)

iPad mini画面を「AirPlay」でMac画面に表示します。多分AirPlayはMac画面への表示を予定していないのですがそれを可能としたのがReflector。

Reflectorを起動

MacでReflectorを起動します。

このソフトは起動しただけでは何かの画面が表示されるわけではないのでメニューバーの左端の林檎マークの右をみるなどして起動の有無を確認します。

Reflector側で何かやっておくとすれば、次のことが考えられます。

まず、「Preferences」において「On Connection」の「Launch Fullscreen」にチェックを入れておきます。このチェックを入れていない場合でもメニューバーの「Device」>「Enter Full Screen」によってiPad mini画面をMacでフルスクリーン表示できます。

また、やはり「Preferences」において、「Use my Mac's Name」のチェックを外し「AirPlay Name」を自分で入れておくのも一興です。後記のように、「AirPlay Name」はiPad miniの映写開始時に講演会場で映写されてしまう場合があるため。

さらに、「Device」で「Show Frame」のチェックを外しておくと、iPad miniのフレーム(らしきもの)がスクリーンに映らず画面を大きく表示することができます。

iPad mini側の作業

Mac側は以上で終わりで次にiPad mini側。

iPad miniの画面を横長(ランスケープ)とします。

画面下端に「マルチタスクバー」を表示します。iPad miniのホームボタンをダブルクリックするなり(後述の設定をしたあと)4本指・5本指で上にスワイプするなりすれば「マルチタスクバー」が表示されます。

マルチタスクバーにおいて1本指でアイコン群を右に送ります。マルチタスクバーの左端に達したら当該時点での真ん中の右に「AirPlayアイコン」が表示されているはずです。

「AirPlayアイコン」を押し、Reflectorで指定したAirPlay Name(前記)を押して、「ミラーリング」をオンにします。この「ミラーリング」はiPad mini画面をそのままMac画面に表示するというもの。Mac画面を部屋スクリーンにミラーリングするという前出の話とはまた別のものです。

ついでにマルチタスクバーの左端の回転アイコンを押して回転を禁止します。

これでiPad mini画面がMac画面に表示され部屋スクリーンにも表示されるはずです。

iPad miniで使用するアプリとスタイラスペン

いまのところプレゼンで使っているアプリは次のようなものです。

「タイマー」は秒も表示され少し気ぜわしいので劇場の休憩時間のように分だけのものもあるといいなと思っています。スイス鉄道の時計も使いたいのですがタイマーには向かないようです。

iPad miniはプレゼン以外の用途にも使うので通常使用ブラウザとプレゼン用ブラウザを分けています。私の場合はChromeがプレゼン専用ブラウザ。

スタイラスペンはSu-pen。2013年前半に出た新しいペン先です。
http://product.metamoji.com/su-pen/

補足

iPad miniは自動ロックしないようにしておきます。「設定」>「一般」>「自動ロック」>「しない」。

iPad miniではプレゼン中に通知が発生したら困るアプリの通知機能を「オフ」にしておいたほうがよいかもしれません(「設定」>「通知」)。プレゼン中に何かメッセージが表示されると大変ですね。

iPad miniでは「マルチタスク用ジェスチャ」が「オン」になっていると便利です(「設定」>「一般」>「マルチタスク用ジェスチャ」)。前述のマルチタスクバーを4本指・5本指の上へのスワイプで表示できるようになるだけでなくアプリ上において4本指・5本指で左右にスワイプすればアプリ間の移動をできるようになります。

トラブルシューティング

これまでに経験したトラブルと原因は次のようなものです。

iPad miniは充電を充分に。

(iPhoneはMacに有線で接続している限りは常時充電されます。)

持ち物チェック

せっかく準備したのに忘れ物をして映写できなくなることがありますね。私はiPhoneの「リマインダー」に「講演持ち物」のリストを作って出かける前にチェックしています。

 

  SHIRAISHI Tadashi